IBM Watson Explorerを利用した コグニティブ プラットフォーム サービス Magic Insight for WEX

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2017.10.26

Watson Explorerで衆議院選挙結果を分析!

Watson Explorerで衆議院選挙結果を分析!

2017年10月22日、大型台風が列島を襲う中、第48回衆議院選挙の投開票が行われました。
開票が終わり、「こんな結果になるとは」「大方予想通りだった」など、みなさん様々な思いがあることと思います。

Watsonは、今回の衆議院選挙をどう分析するのか?
今回は、開票前のTwitterデータと、開票直後のデータをそれぞれ10万件ずつ使用して分析をしてみます。

希望の党の注目度の高さはどこへ…

下の円グラフは、「党」「議員名」のキーワードを含むツイート件数ランキング上位5件の割合を表しています。
告示直前の10月3日から10月10日の期間には、「希望の党」や「小池百合子」に関するツイートが良い・悪いにかかわらず圧倒的に多かったことがわかります。

前回の選挙前に行った分析記事でも、希望の党に注目が集まっていることをお伝えいたしました。
まもなく衆議院選挙!有権者はどこに注目している?

ニュースであれだけ話題であった希望の党ですが、22日の20時になり、開票情報が流れると、その影は薄くなってしまったようです。
希望の党に関するツイート数は「62% → 11%」に減少。

一方、議員に関するツイート数の上位を占めたのが、当落が注目された議員の名前で、小池百合子氏に関するツイート数は「66% → 3%」にまで減りました。

選挙の開票結果を見てみると、開票前と違って、開票後は党に関するツイート数がほぼ獲得議席数と連動しているという興味深い結果も見受けられました。

【参考】NHKホームページ https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2017/より引用

立憲民主党の評判は右肩上がり

開票前も立憲民主党の好評句の割合は他党を上回っていましたが、開票後も立憲民主党だけが50%以上の高評価でした。
自民党に比べると絶対数は少なかったものの、国民の評判は自民党を超えて良かったようです。

おまけ:ここで評判分析のテクニックをご紹介!

評判分析の精度を上げるための「表現の編集」機能のご紹介です。
例えば、「当選」「確実」などは好評と認識されるため、「落選が確実」という不評の言葉を好評と判断することがあります。
今回は下記のとおり「追加の好評表現」と「追加の不評表現」を登録しWatsonの評判分析の精度を上げています。

選挙開票直後の国民の4つのギモン

開票直後、国民はどんなギモンを持ったのかを分析してみます。
感情分析にて「疑問」に分類された投稿から、開票前後の国民のギモンを分析しました。

意外と、選挙の当選結果よりもその他のことが気になってしまう傾向がありそうです。
ある企業では、AIが当選を予想していたそうですね。その結果が気になる方が多いようです。

すべて開票していないのに、なぜ当選が確定するのかを不思議に思う声がたくさんありました。
「味噌汁作って味見するのに丼鉢でグーッと飲む?小皿ですよね」というのは、少ない開票数でも当選確実が出る理由を数学者が料理に例えて説明したもののようです。

大半が開票されるまで待って当確を出す:鍋の味噌汁を丼鉢で味見する
少しの開票ですぐ当確を出す:鍋の味噌汁を小皿で味見する

ということですね。

今回は全体的な統計をメインに分析を行いました。
ここでご紹介させていただきました表やグラフは、気になる部分をクリックして絞り込む分析が可能です。
今回の選挙に関するデータのように何十万、何百万件という膨大なデータであっても、Watson Explorerは数回クリックするだけでこのような表やグラフを作成することが可能です。

Watson Explorerは、みなさんの「知りたい!」に必ず力になってくれます。
活用のしかたは多種多様。ご興味のある方は、是非お問い合わせください。

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